Amazon Braketの学習コースと専用のデジタルバッジが提供されました #AWSreinvent
AWSのグローバルカンファレンスre:Inventが開催されています。
AWSの量子コンピューティングのサービスAmazon Braketについては、Braket Directという新機能が発表されたところですが、同時にこんな発表がひっそりとされていました。
概要
量子コンピューティングについての学習コースと、理解度を確認するための問題集の提供が開始されました。問題は50個で80%以上の正答でデジタルバッジが取得できます。これらのコースの受講や試験の費用はかからず、無料です。
デジタルバッジ取得までの流れはこちらにまとまっています。
Amazon Braket Badge - Knowledge Badge Readiness Path
学習コースの内容
学習コースは、 - Amazon Braket Getting Started - Amazon Braket Quantum Application Development の二つです。
前者は、量子技術に興味がある開発者やエンジニア、IT技術関係者向けの初級編。マネージメントコンソールからAmazon Braketを操作し、PythonコードでBraket SDKの利用の仕方を学びます。
後者は、実際にAmazon Braketを利用したい科学者やクラウドエンジニア向けの内容となっています。基本的なBraketの概念から、量子タスクやハイブリッドジョブなどより具体的な内容になっているようです。
より深い理解へ
AWSの量子テクノロジーについてはブログで発表されています。
GitHubには、Braketに関するOSSのリポジトリがまとめられています。
GitHub Organization - Amazon Braket
おわりに
地味な発表でしたが、少しとっつきにくい量子テクノロジーへの理解を広めるためには、このような取り組みが確かに必要だと感じました。すこしでも興味があるひとは、コースをためしてみてはいかがでしょうか。私ものちほどチャレンジしてみようと思っています。